平成25年度第5回
函館市観光基本計画策定検討委員会
会議録
■ 開
催
概
要
開催日時:平成25年11月12日(火) 10:30~12:00 開催場所:函館市企業局4階 会議室
出席委員:木村委員,蝦名委員,遠藤委員,奥平委員,折谷委員,小林委員,田中委員, 中野委員,西村委員,藤森委員
欠席委員:和泉委員,市根井委員,國分委員,黒川委員,全委員 函館市 :観光コンベンション部長,観光コンベンション部次長
■ 次
第
1 開 会 2 討 議 3 委 員 長 総 括 4 そ の 他
5 閉 会
■ 討
議
(木村委員長) 早速,議事に入る。
事前に素案を配布しているが,まだ素案の段階であり,これから是正していかなくて はならない。特に大本の部分については,しっかりと議論していきたい。
前回までの確認であるが,基本理念については,「ひと・まち・文化の宝石箱 新・国 際観光都市 函館へ」とした。
基本方針については,「交流・にぎわいの創出」,「おもてなし・満足度の向上」,「国際 化の促進」という3つの柱とした。
基本方針を読み解くためのキーワードとして5つを挙げているが,前回の議論の中で, もう少し表現に整理が必要だとの意見があったことから,私と事務局とで整理し,「函館 ブランド」,「プロモーション」,「ホスピタリティ」,「もう一泊したいまち」,「MICE」 とした。
「プロモーション」,「ホスピタリティ」,「MICE」については,やや一般的な言葉 ではないが,函館の主要産業として観光を考えていくにあたり,今後,全市的に広く浸 透させたい言葉であることから,十分に解説を加えた上で,5つのキーワードの中に挙 げさせていただいた。
今回お示しした素案は,昨年度の現状分析等に関する基礎調査の結果を踏まえながら, それらの内容を計画の中核に据えて作成した。中には,市としての考えが反映されてい る部分もあるので,まずは,事務局から全体について説明をいただきたい。その後,討 議ということにさせていただく。
(事務局)
(資料に沿って説明)
(木村委員長)
まず,欠席委員から意見連絡票をいただいているが,黒川委員からは,Wi-Fiの 推進について,フリースポットの拡大は目指せないのか,という意見をいただいている。 これは商品名のことか。
(事務局)
黒川委員の意図は,無料のWi-Fiスポットの拡充ということだと思う。
(木村委員長)
各委員からも意見を頂戴したい。
まず,私から口火を切らせてもらうが,計画期間の最終年度である平成35年度に入 込客数550万人の達成を目指すという記載があるが,この委員会では,新幹線の開業 をピークに,その後,数字は下がっていくだろうという認識であったので,ここについ ては,各委員にとってもやや違和感のあるところだと思う。
ただ,先ほど示された市の考えによると,実現できる可能性は十分にあると感じた。 観光アドバイザー会議でも,現計画の入込客数の目標値である650万人については, 下方修正する必要があるという意見も出ていたことから,550万人という数値を目標 に掲げることについては,私としてはいいのではないかと考えている。このあたりから, まず各委員の意見を頂戴したい。
(中野委員)
前向きな議論として,緩やかに上昇を目指すというのは,いいと思う。ただ,グラフ を見ると,北陸新幹線開業の年に,入込客数が落ちているのが気になる。それであれば, そこも色々な対策を打って,下げないように努力すべき。
(奥平委員)
だと思う。ただ,最終年度の前に600万人くらいまで到達してしまった場合,その後 をどうするか。
(田中委員)
550万人と見込んだ根拠を知りたい。この数字は妥当であるとは思うが,説明が必 要。また,入込客数は,災害や経済危機などの外部要因に大きく左右されるので,外部 条件によって目標値は変更されるという一文を加えるべき。
(木村委員長)
入込客数の目標設定について,事務局の考えをお聞きしたい。
(事務局)
新幹線の輸送人員は,一日あたり約1万2千人となり,現状の倍以上となることから, かなりの入込客数の増加が見込まれる。
しかし,必ずしも満員で来るとは限らず,また減少する要素も想定される。例えば, 新幹線開業の翌年やオリンピック開催の年は減少するだろうが,目標を設定し,その達 成に向けて様々な施策を展開することで,少しでも多くの観光客に来ていただけるよう な取り組みを進めていきたいと考えている。
一方で,本計画は5年後に見直しをすることとなるので,開業後,どのように函館の 観光が変化していくのか,今後の観光アドバイザー会議において,議論していただくこ とになる。
(木村委員長)
入込客数については,北陸新幹線開業時や北海道新幹線開業後など,観光アドバイザ ー会議での議論のポイントになると思うので,大胆な上方修正,もしくは外部要因によ る変化を視野に入れながら,数値を観測し続けていく必要がある。そうした理由から, 入込客数の目標値については,次期計画にも掲げることとしたい。
なお,外部要因や北陸新幹線開業時の影響については,いろいろ計算していると思う が,私と事務局とで,もう少し精査させていただきたい。
次に,経済波及効果についてはどうか。
(田中委員)
(事務局)
他産業との比較については,この場では分からない。
(田中委員)
希望としては,他産業を含め,ヒストグラムの様に,一目で分かるようなものがあれ ばよい。
(中野委員)
依存率というか,地域の経済全体の中で,函館がこんなに観光に依存している,とい うことが分かるようなものだと理解しやすい。
(木村委員長)
ポイントは他産業との比較ができること,特に,函館市においては,観光業による経 済波及効果が大きいということが分かるようにすべき,という指摘だと思う。
(事務局)
生産波及効果倍率について,前回は,道南における各種データを基礎として算出した ものであったが,今回は,初めて函館に絞って算出したものであり,より精度が上がっ たということが言えるので,それが分かるような説明を記載したい。
(田中委員)
全国では約2倍とあるが,それに比べると,函館はまだ効果が低いということなのか。
(事務局)
地域が小さくなればなるほど,他の地域から調達しなければならない財・サービスが 増えることから,地域への経済波及効果は小さくなる。その点,函館は北海道よりも高 い数値を示しており,むしろ観光に限っては効果の高い地域であるということが言える。
(奥平委員)
比較にあたり,他都市の生産波及効果倍率を追加するということだが,道内の都市だ けか。
(事務局)
(西村委員)
観光入込客数だけではなく,宿泊客数も目標値として持つべきではないか。経済効果 を考えるならば,効果の高い宿泊客数についても論じるべき。
(事務局)
平均宿泊数の増加という目標を設けていることから,そうした視点は持っていると考 える。
(西村委員)
それであれば,宿泊数ではなく,宿泊客数といった実数の方が分かりやすいのではな いか。入込客数には,経済効果のない,素通りする人数もカウントされていることから, より効果の高い宿泊客数を目標に入れるべきではないか。
(事務局)
そうした議論はこれまでなかったので,木村委員長と協議していきたい。
(木村委員長)
西村委員のご意見は,実は事務局との協議の中では出てきていたので,どのような形 で表現できるのか,改めて考えさせていただきたい。
今は,入込客数は半年に一度公表しているが,スペインでは2週間に一度であり,状 況に応じた素早い対応を実施していると聞く。今後も,観光アドバイザー会議において, 観光に関わる情報をどんどん共有していきたいと考えている。
(小林委員)
函館観光にとって,滞在日数の増加やリピーターの増加は,重要な取り組みの一つ。 また,素案の中で,地域ブランド力に関する民間評価の結果が掲載されているが,函 館が,今後どこをライバルとしていくのか,一位になるためにはどのようなことをして いかなければならないのかを考えることが重要。
(事務局)
(蝦名委員)
入込客数に関する目標値の設定については,最初は違和感を持ったが,今後の活動に つなげていくためには,分析のための具体的な数値も必要だと感じた。実際には,観光 客と直に接するような人達には,おもてなしの向上など,質的な良さを高めていくこと を目標にすべきだと思う。
(遠藤委員)
素案については,全体的に良く仕上がっていると思う。
最近,再び聞くようになったのが,新世界三大夜景に函館が選ばれず,函館が転落し たということ。落選したという悪いイメージを持たれている。実際は悪くなって転落し たということではなく,長崎の発信の仕方にインパクトがあり,上手だったということ なのだが,函館もイメージをうまく伝えられるような発信を継続していかなければなら ない。
(折谷委員)
函館は,観光に関するイベントや勉強会が多いが,これらに全く興味のない市民も多 い。観光が基幹産業であり,多くの方が関わっているということを浸透させるためにも, 先ほどの議論にあったように,経済波及効果の部分においては,分かりやすい説明が必 要だと思う。
また,来函観光客を年代別に見ると,50台以上が半数を占めていることから,ター ゲットを絞った新しい観光メニューを考えていくことができると思う。
■ 委員長総括
(木村委員長)
もう少し細かく見ていきたかったが,まだ制作過程であり,事務局とともに修正作業 は続けていくので,意見があれば事務局にお寄せいただきたい。
また,これからパブリックコメントの募集もあり,様々な意見が寄せられると思うが, 基本的には,私に一任いただきたい。